お困り事・問題点
製紙会社のパルパー駆動設備にて、Vベルト E-350x8本掛け・特殊大口径切削プーリーを使用していました。
E-350は標準在庫Vベルトでは無く、納期もかかる為、予備在庫は2セット分常時お客様にて在庫していました。
又、プーリは特殊大口径切削品の為、在庫も無く、古い設備の為、いつ破損してもおかしく無い状況でした。
・ベルトが標準在庫では無い為、納期がかかり予備在庫が必要。
・プーリが特殊切削品で予備がない。
マツタメからのご提案と解決ポイント
E-350から8Vへの切り替え、特殊大口径切削プーリを規格ブッシングプーリへの変更をご提案。
(ベルトタイプ、掛け本数、駆動・従動プーリ外径、軸間、モーター容量 より選定可能)
<従来 E-350 8本>
駆動プーリ外径:φ400 (特殊切削プーリ)
従動プーリ外径:φ1510 (特殊切削プーリ)
モーター回転数:1000rpm(6p 50Hz)
速比 :3.97
従動回転数 :252rpm
↓
駆動プーリ外径 :φ335(標準ブッシングプーリ)
従動プーリ外径 :φ1245(標準ブッシングプーリ)
モーター回転数 :1000rpm(6p 50Hz)
速比 :3.77
従動回転数 :265rpm
・パワーエースはVベルトに比べ、伝達能力が高く、ベルト本数減少による省スペース化が図れます。
(今回は、E-350タイプの為、掛け本数削減には至りませんでした。)
・標準在庫外のE-350を、標準在庫の8V-3350へ変更し、お客様在庫量を削減しました。
・特殊切削プーリから、標準規格ブッシングプーリへ変更し、設備の標準化しました。
お客様の声
VベルトE-350より8V-3350へ変更した事により、ベルトの在庫量も削減でき、緊急時にも手配し易くなり助かっています。
又、ベルト掛け本数削減(省スペース化)は図れませんでしたが、設備(プーリ)の標準化が出来、喜んでおります。
従動回転数が多少早くなりましたが、今回の案件では、特に問題ありませんでした。